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*よりハッピーになる微笑み空間をつくりましょう!!*
・-・-・ 15の幾何学的性質 ― 深い噛み合わせと曖昧さ ― ・-・-・
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木枯らしが、美しい紅葉を青空に飛ばす季節となりましたが、
お元気ですか。
いつもご購読ありがとうございます。(*^o^*)
今回は「生きているプロセス」から生成される「生きている構造」に、
結果として備わる幾つかの性質、15の性質の中の
「DEEP INTERLOCK AND AMBIGUITY −深い噛み合わせと曖昧さ」を
取り上げたいと思います。♪♪(^o^)♪♪
(The Nature of Order 1 p.195〜p.199)
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アレグザンダーはこう始めています。♪♪(^o^)♪♪
「驚くべき多くのケースで、生きている構造は、
何らかの噛み合わせの形を含んでいます。(^_-)☆
噛み合わせの形は、
それらの周囲にセンター、中心性を引っ掛けて止めておく状況をつくるのです。
これは、センターをその周囲から、別々に解くのを困難にする効果を持っています。
それは、より深く世界と一体に、その近くの他のセンターと一体となります。(^_-)☆
その引っ掛けて止めておく効果は、
時々は、写真のモスクのタイル・ワークの大きな星型オーナメントのように、
文字通りに成されます。(^_-)☆
どうぞ、写真をご覧下さい。
別のケースでは、同様の統合が、再び二つに別々に分けるのを難しくしながら、
そのセンターとその周囲と両方に属しているひとつの曖昧な領域、
特別の曖昧さの創造を通して、達成されています。(^_-)☆
建物でこうした場合の良く知られた例では、
写真のようなベランダ、アーケードまたはギャラリーを持つ住宅があります。
両方の場合で、
ひとつのセンターが、その周囲と網がかかっているように絡んで、
それ故に、より生き生きと出来ているのです。(^_-)☆
私は、センターとその周囲の間の関係は、両方において、
「深い噛み合わせと曖昧さ」であると考えています。(^_-)☆
センターとその周囲は、
二つの接しているより大きなセンターの両方に属している中間のセンターを用いながら、
各々互いに浸透し合っているのです。(^_-)☆」
解かり易い例のご紹介です。どうぞ、下の写真をご覧下さい。♪♪(^o^)♪♪
「写真の例のように、
一つの仕事の中で、異なる要素が、
別々の範囲としながらも互いに手を結んでいるように見えます。
建物では、その屋外空間は、屋内とは別の領域としながらも、
ギャラリーやベランダやアーケードによって囲まれているどの建物とも、
手を握り合っているのです。」
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その外部空間が、ベランダを介して、
屋内空間と手を結んでいるという見方ができるのですね。(^_-)☆
子供が、通学路や公園や友達の家まで、一人で歩いている時に、
そうしたベランダや庭の物干しで、その家の人が洗濯物を干したり、
庭の水撒きをしている気配を感じて、安心して歩けて、
心安らかに、その地域で育っていけるのですね。(^_-)☆
3年ほど前でしょうか、朝の登校途上で異常者に火を点けられた小学5年生が、
逃げて助けを求めて駆け込んだ庭で、
水まきをしていた主婦に消火してもらった事件は、
奈良の事件とともに記憶に刻まれています。
学校まで、車両での送り迎えでは、
生きている構造の全体としての、宇宙と溶け込むような空間となる、
まち環境形成に貢献することにはなりません。
高価なセキュリティシステムや安全・安心の強化の必要性はどこから来たのか、
犯罪の起因は何か、よ〜く、深く考える必要性を強く感じて頂けたらハッピー!!
結構、産業革命が欧米に浸透していった1830年代から始まった、
アーミッシュの云うところのヤンキーのやり方、
「勝ち組、負け組み」というコマーシャルな発想、
飽和状態に近い商業主義、拝金主義であったりします。
実際、産業革命前の時代に戻ることは不可能で無意味です。
それで、今、私達はどうすればいいのか〜ということですよね。
13年前にバークレーの書店で、立読みで親しんでいた、
時代を超えた、ヒッピー世代?絵本画家ターシャ・チューダーの
1830年当時ままのライフ・スタイルを紹介した本の
日本語版が今秋に発刊されたのは、ハッピー!!
日本の為、世界の為、とても良い兆候です。♪♪(^o^)♪♪
実際、産業革命なしの生活スタイルを現在するのは全く安易ではありません。
が、ターシャ・テゥダーが私達の身近なお手本として、
あこがれの気持ちで慕われるという時代、
価値観やライフスタイルの転換期なのですね〜。
この転換期というのも深い噛み合わせと曖昧さを持っていますね〜。
また、日本では、戦前の人情味豊かな一般生活者のライフスタイルを
それを研究し学びながらしている女性落語家についての記事を
2年ほど前に日経新聞で目にしていましたが、
その時、不便さを優雅さに変えていたり、
コミュニティ形成の核、落語の本質のようで
日本のターシャ現れたかと感心していました。
最近の現代芸術家の荒川修作氏の吉祥寺の分譲住宅で、
「人間の本来持つ力を発揮する」住宅に棲めば、
自分で転ぶ危なさを回避して、不便さや大変さは愉しいという生活で、
犯罪や戦争や自殺など考えられなくなるという彼の発想を紹介した記事を目にして、
フンデルト・ワッサーの主張を思い出させ、
大変興味深かったです。
そうそう、高齢者の自殺の問題を乗り越えてきた北欧、
デンマークの高齢者福祉の原則でも、
1、自己決定権 2、自己能力の発揮 3、 自分の暮らし方の継続
と、共通するところもありますね。
あっ、雑談的になってしまいました。
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さて、戻しまして、アレグザンダーは続けています。
「そのベランダやギャラリーの空間は、外部世界に属していますが、
同時に建物に属しているのです。(^_-)☆
故に、二つの世界が融合するようになるのです。(^_-)☆
建物としてのセンターは、
アーケードのヴォリュームとしてのセンターに連結しています。
こうして、アーケードの空間とそのセンターは、
その両側の二つのセンターを連結させる橋を形成しています。(^_-)☆
噛み合わせ、あるいは、曖昧さは、両側におけるセンターを強化し、
それら自体は、中間にあって、そのセンターの強さからそれらの強さを得るのです。(^_-)☆
16世紀のタブリツ・モスクの大装飾のタイル・ワークや、
ピエール・ボナールの良く知られた「黄色いミモザのアトリエ」(1939-46)における
深い噛み合わせ、曖昧さを隅々まで観ることは、魅惑的なことです。」
こうした、魔法のような噛み合わせの効果は、
切りが無いほど、たくさんの例があるのです。♪♪(^o^)♪♪
進んでいく囲碁の盤、石積みの詳細、仕口や継ぎ手、テラス、生垣、庭、並木、
沿道空間、中央分離帯、店からはみ出す看板や商品陳列など等。
歴史劇の血縁関係を結ぶということ自体、深い噛み合わせですね〜。
部族、種族、民族、文化の壁を乗り越える隠されたドアの鍵として、
深い噛み合わせを考えることも出来ますね。
(APEC首脳会議の機会で、主催国であったからかもしれませんが、
韓国大統領が小泉首相と会談したのは、
ヨン様効果のひとつであったりして〜。
中国の主席は拒否というか、無視というか、
なにしろ会談は実現しなかったのですから。)
やはり、10数年前ですが、
バークレーの友人が小学校の教師であったので、
何故か私が、そのクラスで、日本を紹介することになった時のことです。
まだ、貿易黒字が目立ち、ムーディーズでも世界2位であった頃で、
日本バッシングが吹き荒れる時代でした。
アメリカ、カリフォルニアの教科書で日本は、
サムライ、富士山、芸者が紹介されていました。
12月8日のパール・ハーバーの日米開戦の記念日には、
日本人であることを目立たせたくない、
何故、バブル景気の日本で建築の仕事をしないで、
不景気のアメリカで仕事をするのかという質問に応答するのが面倒で、
自分の部屋で過ごしたいという本音でした。
アメリカは、まだ、Macは普及し始めていましたが、
MS−DOSの時代でした。
その友人は、私と同じ年で、
これから増加するメキシコ系の移民家庭の子供の教育の為に、
スペイン語を勉強して、熱心に世界平和を願う、ユダヤ系の女性教師です。
子供たちの好奇心に満ちた純な眼差しと彼女の真剣な眼差しを感じました。
そんな中で、何も準備無く、咄嗟に紹介することになって、
日本列島がまだ大陸続きであった地質の時代や、
民族の移動や、高松塚古墳の話から始めて、
それで、子供たちやラーク達教師陣の目が煌いて興にのったことが、
記憶に刻まれて、何かの時の私の精神的支えのひとつとなってきています。
最近、大変興味深いことに、
エルサレムのパレスチナ過激派の強制収容所(刑務所)の敷地下部で、
原始キリスト教会の跡が発見されて、
バークレイで「The Nature of Order」のクラスメイトであった、現在、
エルサレム都市計画課主任ヨーダンの頑張りを感じるこの頃です。
この噛み合わせ、または曖昧さの効果を意識して、
そこかしこをご覧頂けたら、ハッピー!!
世界平和のためにも、
深い噛み合わせや曖昧さも重要な時代と感じて頂けたらハッピー!!
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さて、早いもので2005年も残り一ヶ月少々となりました。
生きている構造の15の幾何学的性質の8つをお話して参りましたが、
出来るだけピッチを上げて、引き続き7つをお話して、
次の段階へと進めていきたいと思います。♪♪(^o^)♪♪
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。
次は、「CONTRAST−コントラスト」です。♪♪(^o^)♪♪
どうぞ、お楽しみに(∩o∩)ノ
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